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担当弁護士の記事一覧
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その仕事、契約外です!
—依頼者が包括的な税務処理委任契約の存在を主張するものの、客観的証拠なしとして否定された裁判例2024.2.28
詳細を見る本記事のポイント 裁判においては、税理士が受任した業務の内容・範囲は基本的に客観的な資料に基づき画される ただし、裁判例上、契約書に定めのない業務も業務内容に含まれること…
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どうしてもっと早く相談してくれなかったんだ…
—期限ギリギリに依頼を受けた税務申告に生じた過誤について税理士の善管注意義務違反の成否について判断した事案2024.1.29
詳細を見る本記事のポイント 申告期限まで切迫した時期に依頼を受けた税務申告について過誤が生じた場合における税理士の善管注意義務違反の成否は、税理士に与えられた時間や業務量等諸般の事情を…
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距離感注意!
-クライアントと不動産取引上密接な関係を有する税理士が当該不動産の重要事項について告知義務を負うと判断された事例2023.12.25
詳細を見る本記事のポイント 不動産売買に関し、買主と取引上一定以上の密接な関係を有する場合には、税理士も不動産の瑕疵について告知義務を負う場合がある 税理士は、立場や業務の性質上、ク…
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裁判を想定した証拠づくりが紛争予防の近道
―税理士が医療法人の資産総額に関する正しい説明・指導する義務を怠ったと認定された事例2023.11.20
詳細を見る本記事のポイント 税理士が正しい説明・指導を依頼者に行ったか否かに関する裁判所の認定手法 税理士が正しい説明・指導を依頼者に行ったと裁判所に認定してもらうための対策 本…
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ホントに信じて大丈夫?
―依頼者の説明に不適切な点があるにもかかわらず、これを看過した事例2023.10.4
詳細を見る本記事のポイント 税理士は、依頼者の説明の誤りに気付き、また、容易に気付くことができる場合は、これを是正した上で、税務代理業務等を行う義務を負う 上記義務違反による責任は…
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コミュニケーション不足でヒヤリ
―税理士が漫然と簡易課税届出書を提出したことにより、依頼者が本則課税による消費税還付を受けられなくなった事例2023.9.25
詳細を見る本記事のポイント 商業登記等、依頼者に信頼に足る外形があり、それを信頼して業務遂行を行った場合において、結果としてその外形と実際とが異なっていたとしても、直ちに債務不履行責任…
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その依頼者共有資料ホントに大丈夫?
―依頼者共有資料の精査や依頼者確認を怠った結果、有価証券売却損の過大計上や買替資産の圧縮記帳漏れ等により多額の法人税等の納付が生じた事例2023.9.4
詳細を見る本記事のポイント 税理士、決算書の作成等にあたり依頼者から提出を受けた資料を確認し、疑義があれば、依頼者に確認すべき委任契約上の注意義務を負う 依頼者の指示を表面的に捉え…
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備えあれば憂いなし!
―税理士の納税者に対する損害賠償債務の免責合意の有効性を認めた事例2023.8.9
詳細を見る本記事のポイント 債務免除の意思表示は、その債務が発生する可能性を認識していれば可能であること 納税者の代理人が確定申告の処理に関して全般的な代理権が与えられている場合、…